XRP(リップル)は今後売却するべきか、それともホールドか


Zaifコイン積立の成績記事はこちら(12/9更新)

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くりぷと@CryptoBloger)です。

 

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XRP(リップル)は今後売却するべきか?

何度か当ブログでは書いて来ましたが、私はビットコインとXRPの両方を持っています(7月の運用成績と今後の計画 - くりぷと戦記 -主に暗号通貨の話-)今の保持比率は下記のような感じ(円建て)。全体の時価総額は今日時点で450万円くらいです。

 

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含み益とはいえ、XRP(リップル)の高騰からかなりの恩恵を受けました。その時の状況は過去記事「リップル(XRP)! のお陰で原資59万円→206万円に(約3.5倍)」に記載しています。  

しかし正直な気持ちを白状すると、このXRPへの握力がかなり弱まって来ています。

  

リップル(XRP)ホールドへの気持ちが揺れる理由

その理由は、両コインの思想的な違いにあります。私が考える決定的な違いは下記です。

 

ビットコインは取引相手を信用しなくても価値の交換が可能(トラストレス)。

対してXRPはリップル社と同社が推進する"価値のインターネット"の実現を信用する必要があります。

 

この信用の拠り所が、決定的に違う。

 

言葉を変えると、ビットコインは性悪説、XRPは性善説に拠っていると思います。念のため付け加えると、どちらかをDisる意図はありません。

 

私はビットコインの仕組み自体は信用していますが、それを掘り出してくれるマイナーや送金相手の事は信用していません。そのような状態でも取引が可能です。各人が私欲を満たす行動を行なっても、不正なく価値の交換が可能です。

関連記事:

いまさら聞けない 書籍レビュー ビットコインとブロックチェーン Kindle版 レビュー - くりぷと戦記 -主に暗号通貨の話-

「仮想通貨(ビットコイン)」は「仮想」だから怖い? - くりぷと戦記 -主に暗号通貨の話-

 

 

XRPについては、XRPを発行しているリップル社や、ネットワーク管理者であるValidatorへの信用が必要です。Validatorは、マイナーのように金銭の報酬を受けずにネットワーク保守を行なっていてくれるそうです。その動機は、サーバー運用コストの削減や将来の"価値のインターネット"の実現にあるものと思います。

 

8/7追記:

Validatorは、無料でネットワーク保守を行なっているだけでなく、そのコストも負担しています。

詳しくはRipple総合まとめさんの記事をご覧ください。一部転載いたします。

ビットコインのマイナーと違い、取引を承認しても、Rippleの場合は一銭の得にもなりません。ボランティアみたいなものです。

その答えはRippleネットワークをビジネスで使い、Rippleネットワークが正常に動いてくれなきゃ困る人達です(当たり前の話ですが・・・)。Validatorはほとんどマシンリソースを必要としないため、Validatorサーバーの運用コストは最低限で済みます。Eメールサーバーと同程度のコストなようです。この程度であれば、気軽にvalidatorサーバーを運用出来そうです。現在は、MITやマイクロソフトなどがValidatorを動かしていることを表明しています(現在動いているValidatorリストはこちら)。

出典:Rippleは中央集権的なネットワークなのか? – Ripple総合まとめ

 

Ripple社によるXRP売却と価格低下圧への懸念(8/11追記)

Ripple社は大量のXRPを保有しています。

 

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画像引用:リップル社が保有しているXRPの一部を凍結するかもしれない話 – Ripple総合まとめ

 

資金調達のため、XRPを市場の一般投資家に大量売却し、価格低下を来す事が懸念されています。(Ripple社が大量に市場売却している、との噂はありますが、その事実確認は取れていません。また将来の爆発的な値上がりを想定するなら、今少しずつ利確する動機自体も合理性を欠く気はします)

 

この懸念払拭のため、同社はエスクローにXRPを預託する事を決めたのは皆さんご存知の通りです。

以下、Ripple社のHPからの転載です。

 

今日、Rippleは550億の保有XRPを2017年末までに暗号理論的に保証されたエスクローに預託することで、このような非確実性を永久に除去することを発表します。(中略)

各月の終わりに使われずに残ったXRPはエスクローのキューに戻されます。例えば、最初の月の終わりに5億XRPが使われずに残った場合、その5億XRPは新たなエスクローアカウントに預託され、第55ヶ月目に失効するように設定されます。参考までに、Rippleは過去18ヶ月の間、平均して月間3億 XRPを放出しました。

上記グラフにおけるXRPの供給レートは月間50%分が使用された場合を仮定しています。

 出典:Ripple to Place 55 Billion XRP in Escrow to Ensure Certainty of Total XRP Supply | Ripple

 

私は実は勘違いしていたのですが、エスクローXRPの放出は2018年1月から始まるそうです(ソース不明)。性善説的に考えればXRPの流通量が見込めるので安心、性悪説的に考えれば市場への価格低下圧がコンスタントにかかる事と、リップル社が宣言通りのロックアップルールでXRPのエスクローを実行するのかどうかが懸念、だと考えます。

 

価値のインターネット-リップルは次世代のgoogleか-

Googleが検索や広告モデルに革命を起こし、インターネットの世界で支配的な立場に立ったように、リップル社も将来的に"価値のインターネット"で今のGoogleのような支配的立場につく事が期待されています(尚、リップル社はGoogleの投資部門である子会社から出資を受けています)

 

この点も、実は少し怖い。

 

元Appleシニアマネージャーの松井博氏は書籍「企業が帝国化する」において、巨大企業が「私設帝国」として国家を超えた力を獲得し、個々人や人権さえも支配してしまいかねない現状に、警鐘を鳴らしています。

大ヒット商品iPodの発売を機に大きな変貌を遂げた米アップル社を内側から見てきた著者が、独自の視点でアップル、グーグル、マクドナルド、エクソンモービルなどの巨大企業を分析。
一人勝ちする仕組みを創り上げながら、産業やビジネス、消費の在り方を根底から変え、私たちの生活に影響を与える「私設帝国」とも呼べる企業たちの実像に迫ります。
これらの帝国が支配する新しい世界の姿を明らかにしつつ、企業が構築するさまざまな仕組みの中で、私たちはどのようにそれらに対応し、生きていくかを考える近未来の指南書です。

引用:ブックデータベースより

 企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 (アスキー新書) Kindle版

 

私達が普段パソコンやスマホ越しに見ている世界は、GoogleやAmazonなど、個々人の行動データを持っている企業によって"見せられて"いるものであって、自分自身で選んだ世界ではない事に注意が必要です。歪められ、"選ばされた"世界です。ドンピシャな広告が表示されて気持ち悪い思いを抱いたり、SNSで流れてくるニュースが偏向していたり、という事は誰しもが実体験として持っていると思います。

 

大げさな空想物語になりますが、もしもリップル社が価値のインターネット化を実現し、私設帝国化したら、どのような未来になるのでしょうか。ユートピアでしょうか。それとも、個々人の財産権全てがコントロールされたディストピアでしょうか。 

 

なぜリップル(XRP)を売却しないのか

以前、XRPを手放し、かなり後悔した事を「リップル(XRP)の損切りで死ぬほど後悔した話 」で書きました。  

リップル社は銀行や大企業と組み、着々と"価値のインターネット"実現に向け、その歩みを進めています。同社の経営陣は非常に優秀です。XRPの送金速度はビットコインと比べて恐ろしく速いです。小売向けの決済サービスも準備されていると聞いています。またSBI社による強力な後押しも期待されています。世界に溢れるお金を交換するのには、1XRPあたりの現状の価格では足りません。大幅に値上がりする必要があります。

 

これらの事から、また急にpumpする可能性も当然あります。ですので手放すのに躊躇しています。

 

リップル(XRP)に対するビットコインの優位性は?

ビットコインの送金速度は、XRPより遅いです。

しかし、既に実際の商取引での使用実績があり、着実にその機会が増えています。

 

以前ビックカメラでの記事「「ビックカメラでビットコイン決済したら大変なことなった」はガセ。 ビックカメラさんに直接聞いてみたよ 」を書きましたが、"0承認トランザクション”が採用されているため、決済が終わるまでレジで待たされる事はありませんでした。決済は一瞬で終わります。www.cryptobloger.com

 

また過去記事でお伝えしてきたように、スケーラビリティ問題の解決の目処が見え、いよいよ"ビットコインは強い”事が証明されつつあります。(ここの意見はポジショントークですので、割り引いてください)どうしましょうね。

悩ましい問題です。

 

思想的な理由から、最終的にはビットコインに絞って行く気がしています。

 

皆さんはいかがですか?

 

 追記:

下記の記事の公開前後、資産保護の観点から、ほぼ全てのXRPをビットコインに転換しました(20万円分くらいは残っています)。

www.cryptobloger.com

 

尚、リップル(XRP)はコインチェックで購入が可能です。

取引所の比較記事はこちら

www.cryptobloger.com

 

参考記事:

なぜ、Ripple(XRP)は上がると考えるのか - 社畜SE、仮想通貨を買う

Ripple(XRP)は「銀行間送金」が目標ではなく、目標は価値のインターネット構築であり、そこでXRPは必須である。 - 社畜SE、仮想通貨を買う

ビットコインとリップル(XRP)のたったひとつの大きな違いとは – Ripple総合まとめ

ビットコインとRippleの本当の違い – Ripple総合まとめ

Ripple/XRPに関する風説 – Ripple総合まとめ

Ripple XRP の価値が長期的に騰がると思う理由 | びっとぶりっと投資日記

田中硬貨研究所 — Ripple(リップル)社のビジネスモデルについて - XRPについての考察

リップル社の資金調達に関する疑念点 | ビットコイン研究所