<寄稿記事>ビットコイン連動ETFの現状と、日本で買う方法/WSJ関連記事

こんにちは、ぶらっくプリン(@Black___Pudding)です。

今回も、ビットコインの関連記事が豊富に掲載されていた The wall street journal(WSJ)をソースに、仮想通貨のETFについて考えました。

2018/01/11:

Bitcoin Powers Big Returns for a Pair of ETFs

Two funds from Ark Investment Management have returned more than 97% since the end of 2016

 

 

アメリカでのビットコインETF事情について

 

この記事では注目した点は下記の2点です。

  1. アメリカの証券取引所でETFが承認されない理由が書かれていた
  2. すでに仮想通貨の値動きにある程度連動しうるETFが存在する(仮想通貨に100%連動した商品ではない)

 

アメリカの証券取引所でETFが承認されない理由

まずは1点目。

複数の仮想通貨関連メディアで言及されて来た事と重複しますが、WSJという信頼性の高いソースに明記されていたので改めて書きます。

 

仮想通貨のETFが承認されない理由

・仮想通貨の市場は透明性が低く、十分な管理 / サポートができない

・SEC*としては、先日上場された先物オプションが、どのように取引されるのかを慎重にモニタリングする時間が欲しい。すなわち、仮想通貨価格連動ETFを承認すると、大量の運用資金が流入するため、誰も想定できないような「何か」が起こる可能性がある。そのため、不測の事態を避けるだけの効率性が仮想通貨取引市場にあるか否かを見極めたい。

*アメリカ証券取引委員会:アメリカ合衆国における株式や公社債などの証券取引を監督・監視する連邦政府の機関(引用:wikipedia

 

この記事で透けて見えるのは、

・良く分からないものへの不安

・不測の事態が起こることへの恐怖(市場の不安定要素を取り除きたい=将来の責任回避)

ではないでしょうか。

 

リーマンショックで明らかになったように、誰も想定できないような「何か」などよく発生しますし、それの予見に時間をかけたところで分からないものは分かりません。この「何か」は俗に「ブラックスワン**」と呼ばれ、同名の書籍でも詳しく説明され、一躍有名になりました。

 

WSJの記事には書かれてはいませんが、ロビーイングを通して政界に多額の政治献金をしている金融業界が、様々な利権保守のために必死にETF承認を食い止めているようにしか見えないです。

このように考えるのは私だけでしょうか。いずれその防波堤も、テクノロジーの前に、崩壊すると思いますが。

 

 

仮想通貨の値動きにある程度連動しうるETFが存在

2点目です。

私も勉強不足で知らなかったのですが、

ARK Invest社が提供する下記2本のETFに、仮想通貨連動要素が組み込まれているようです。

ARK Innovation ETF 

ARKK:US 

NYSE Arca 

概要;Relevant themes are those that rely on or benefit from the development of new products or services in scientific research relating to Genomics Revolution, Web x.0, and Industrial Innovation

 

ARK Web x.0 ETF 

ARKW:US 

NYSE Arca 

概要:技術インフラをハードウエアやソ フトウエアからクラウドにシフトさせてモバイルやローカルなどのサービスを提供する企業に注目。ウェブサイト経由での事業運営を目指す企業を選別。

参照:https://www.bloomberg.co.jp/quote/ARKW:US

 

これらのETFは直接ビットコインに投資しているわけではなく、ビットコインに投資しているトラストファンドを購入し、ETFに組み込むことで間接的にビットコインへの投資を実現しています。

昨年の成績は下図の通り。アメリカ大型株の代替指標とも言える「S &P 500 ETF」の伸びを大幅に引き離す成績です。ビットコインのトラストファンドの年間リターンが1,562%だったことが大きく貢献しているようです。

 

前回の記事「小口投資家と大口機関投資家のビットコイン先物」でも書きましたが、現在の所、アメリカの証券取引所に申請された仮想通貨のETFは全て未承認とされていますし、上場申請も徐々に取り下げられています。

 

いずれは仮想通貨の値動きに直接連動するETFが承認されると思いますが、それまでの間、機関投資家の大きな運用資金は、この2本のETFのように間接的に仮想通貨に投資できるような金融商品、もしくはKodak社のように***、仮想通貨と自社製品を組み合わせてサービスを提供する取り組みが始まりそうな企業の株に流入するのではないでしょうか。想像力を働かせて、そのような動きがありそうな企業の株を先回りして買っておくのもいい投資方法かもしれません。

***Kodak Catches Crypto Fever

https://blogs.wsj.com/moneybeat/2018/01/09/kodak-catches-crypto-fever/

 

追記:

ちなみに、ビットコインETFのような海外の金融商品を、日本の証券口座から直接買う方法は限られています。しかし、CFD****という形ならば日本からでも日本円で簡単に取引できます。例えば、IG証券でも上記3つ(ARK Web x.0 ETF / ARK Innovation ETF / Kodac)のCFDが取引可能です。

 

IG証券:

https://www.ig.com/jp/shares/markets-shares/ark-web-x0-etf

 

世界中の金融商品をCFDで取引できるので、その気になれば世界中のどこででも取引ができますね。

****CFD:差金決済取引(contract for difference CFD)とは、有価証券の受渡しを行わずに、売買価格差等に相当する金銭の授受のみにより差金決済する取引または金融商品である。証拠金を預け、レバレッジをかけて取引を行うことから、外国為替証拠金取引(FX)も差金決済取引の一つと言える。ただし、一般には、外国為替のものをFX、それ以外の株式や株価指数等のものはCFDと呼ぶ。(引用:wikipedia

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