くりぷと戦記

イーサリアムのブロックチェーンを実利用したAXA社の飛行機保険fizzy

こんにちは、くりぷと(@_CryptoBlogger)です。少し前のネタですが、イーサリアムを活用した、保険の自動支払いの取り組みをご紹介します。AXA社のfizzyです。飛行機の離陸が2時間以上遅れた場合、契約が自動で有効化され、保証金がユーザーに支払われる保険サービス。

 

fizzyプラットフォームでこの保険をユーザーが購入すると、AXA社がEthereumのブロックチェーン上に記録を書き込みます。この契約は航空交通データベースに接続しており、飛行機の遅延が検知されると、スマートコントラクトが執行されるそうです。

Youtubeの映像が有ったので、張っておきます。

 

ポイントを紹介すると、、、

従来問題だった、「保険申し込みに関する問い合わせ」「面倒なペーパーワーク」「支払いに伴う無駄な時間」を当サービスで削減出来る。

 

fizzyプラットフォームの申し込み画面で、保険を購入。

 


購入した契約内容が、支払いのフローや金額も含めて、ブロックチェーン(イーサリアム)上に記録される。

条件が整うと、速やかに保険金が支払われる(通常は、飛行機が到着した際に執行されるとのこと)

 

感想

これ、サービスローンチ予定の話ではなく、実際に活用されている事例です。ブロックチェーンなので改ざんが防止されますし、イーサリアムの特徴であるスマートコントラクトが得意とする領域なので、実際に社会の役に立っている好事例ですね。こういう話、とてもワクワクします。飛行機に頻繁に乗られる方は、fizzyをチェックしてみるのはいかがでしょうか。

 

ちなみに今回のサービスは、最近刊行された「ブロックチェーンアプリケーション開発の教科書」に掲載されていており、見つけた次第です。

技術者向けの本かなと思ったのですが、前半はそんな事はなく、イーサリアムやビットコインなどブロックチェーン関係の話を俯瞰的に学べる良書になっています。NEMの話やビットコインのLightning networkの紹介もありました。 元々はDEGさんの下記素敵記事でこの本が紹介されており、買ってみた次第です。こちらの記事も大変ワクワクするので、オススメです。

参考

最近のICOやブロックチェーン技術のトレンドからみる今後の動向について

 

モバイルバージョンを終了