サッカーW杯のポーランド戦と仮想通貨の相場勘

こんにちは。くりぷと(@_CryptoBlogger)です。現在、サッカーのワールドカップの真っ最中ですが、ポーランド戦を終えて無事に日本代表が決勝トーナメントに進みました。その戦い方を快く思わないサッカーファンの方々もいたようです。

 

0-1で負けていた後半、パス回しで時間を稼ぎ、積極的に点を取りに行かなかったとかなんとか・・・。サッカーのルールは正直よく知りませんが、対応チームの戦績なども踏まえると、決勝トーナメントに行くためには優れた戦術だったようです。

そこで、ふと気がついて下記のtweetを呟きました。

 

そこそこシェアいただいているので、共感、同意された方もおおいのではないのかと思います。

ビジネスや普段の生活でよくある、「手段」と「目的」の取り違えの話です。

サッカーの試合でいえば「決勝トーナメントに進み、さらに勝ち進むこと」が目的であり、「試合をすること」は目的を達成するための手段です。「ポーランド戦に勝つこと」も手段の1つではありますが、0-1で負けても目的が達成できるルールだったので、失点を避けるための戦術だったんでしょうね(違ってたらごめんなさい)。

 

仮想通貨の相場で言えば、「総資産を増やす事」が目的で「トレードや銘柄選定、コミュニティへの参加など」が方法です。手段自体が楽しくて、それが目的化しているのであれば、それはそれで個人の自由ですので、1つの楽しみ方だと思います。しかし、その分別をつけないままぼんやりと相場に参加していると、負けが込んでくると思います。怖いですね。私も良くハマります。この罠に。

なお「暗号通貨を普及させて世界を変えたい」などが目的の場合は、また別の話になります。

 

名著「失敗の本質」で学ぶ「手段と目的の取り違え」

ビジネスパーソンの方であれば、一度は目にしたこともあると思うのですが、「失敗の本質」という、組織論の本があります。30年以上前に刊行された名著。第二次世界大戦前〜中の6つの戦闘を題材に、旧日本軍の組織の弱点を分析した本です。

日本が各戦闘で敗退し、その学びを生かせずに次の戦闘でも敗退し、という一連の事実が時系列に記されます。

 

1905年の日露戦争期に通用した戦い方を1940年代の戦闘にも持ち込んで負けてしまったり、同じ方法を繰り返し繰り返し行い、その失敗分析を満足に活かせず、「戦争に勝利する」または「講和に持ち込む」という大きな目的を見失ってしまい、泥沼のように各地での戦闘に突入して行きます。最終的には皆さんご存知の通り、300万人以上の日本人が亡くなり、米軍に全土を占領されました。

 

なぜこのような意思決定が起こるのか、という疑問を、本書では「日本軍の組織」自体に原因があると仮定し、分析を進めて行きます。とても面白いです。

 

こういった、「手段が目的化し、挙げ句の堪にはみんなで間違った方向に猪突猛進してしまう」というメンタリティーは現代にもバッチリと引き継がれており、大企業の不適切会計や、福島第一原発事故にも繋がっているんじゃないかと考える次第なのです。

 

こうはなってはいけない、ということを強く感じさせる本ですので、よろしければお読みくださいませ。どうせ仮想通貨相場はしばらく暇ですし(笑)

 

一方で、アメリカ軍の一組織である海兵隊を分析した「アメリカ海兵隊―非営利型組織の自己革新」も、日本軍と比較した論考が述べられており、面白いです。「失敗の本質」の著者の一人、野中 郁次郎氏が書いています。

 

戦争に勝つために合理的に考え抜き、論理的に、必要な戦術や戦争物資を用意して行く様が描かれています。

特に面白いのは、太平洋戦争が始まる遥か昔から、米軍では日本軍との衝突を想定し、「どうすれば日本本土に到達して全土を占領できるか」という事を考え抜いていた点です。

そういう未来にするかどうかは別として、もしも戦争になっちゃったら、勝てるように用意周到に準備していたわけです(一方、日本では、戦争後期には精神論や竹槍訓練が日常化したのはご存知の通り)。

 

両国が太平洋を隔てている事から、小さな島々を1つ1つ攻略して日本本土に辿り着く構想を考案し、戦術の細部を具体的に詰めて行きます。上陸用の小さな船を開発したり、上陸して戦闘に挑める部隊を考案したり(これが海兵隊)、上陸前にはできるだけ兵士の脅威を取り除く必要がある、という観点から、爆撃機や戦艦からの徹底的な爆撃方法を考案したりと、その用意周到さには目を見張ります。

 

ほとんどの戦闘が行き当たりばったりで進んでしまった日本軍とは対照的で、大変感じ入るものがありました。

 

こういった感覚や、米軍の合理的な考え方は、なんというか相場や普段の仕事にも活かせるのかも、、、?活かせないのかも?しれません。

よろしければ是非どうぞ。

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