ビットコインやビットコインキャッシュのRBFとは?

コインチョイスさんに、再度寄稿させて頂きました。今回も取材記事です。

ビットコインキャッシュ(BCH)の普及活動をする理由とは:宍戸健氏に独占インタビュー

ビットコインキャッシュ(BCH)の普及に尽力されている宍戸健(@kenshishido)さんに取材させて頂いた次第です。同氏は2013年にビットコインを購入し、リスクを取って普及活動に携わって来られたので、非常に濃く面白い話を伺えました。昨年のスケーラビリティ問題や、ASIC(マイニング用の専用チップ)市場の構造的な問題の話など、大変に勉強になりました。

 

その中で、1ユーザーとして気になる機能の話がありました。

 

RBFです。

 

ビットコインやビットコインキャッシュのRBFとは?

ビットコインではRBFを実装済みで、ビットコインキャッシュではRBFを外しています。

 

ではRBFとは何なのか?

 

と言う前に”0承認トランザクション”について、知っておく必要があります。

 

0承認トランザクションとは

通常、ビットコインやビットコインキャッシュの取引では、マイナーの”承認”作業によって取引記録が詰まったブロックがブロックチェーンに取り込まれます。1ブロック取り込まれるのに約10分かかります。

 

しかし、お店で買い物した時、10分も待っていられないですよね?

 

そこでユーザーや事業者の利便性を考慮し、マイナーの1承認が終わる前に、「取引が成立したとみなす」ことが実際のビジネスの現場では許容されています。これが商取引の文脈上での”0承認トランザクション”です。前に「ビックカメラでビットコインを使うのは楽しい」で書いたビックカメラの事例が相当します。

 

RBFとは

 

RBFについては、上記の説明を含め、kj氏の過去記事がとても分かりやすいです。

(RBFとは)まだ未承認でmempoolにたまっているトランザクションを、より大きな手数料のトランザクションを後だしでアナウンスし直すことで、置き換えることが出来る、というものです。

 

かなり平たく言ってしまえば、手数料を変えるだけで、0承認トランザクションを簡単にダブルスペンド(2重払い)が出来るようになり、ペイメントプロセッサーなどのリスクが高まり、事実上0承認取引が出来なくなることを意味します。

出典:0承認トランザクションとRBF、Programmable Moneyとしてのビットコイン

 

ビットコインのRBFが設定されている場合、mempoolが混雑していつまで経っても送金が終わらない時に、後から高い手数料を払う事で、未決済のトランザクションを救出できるんですね。これでは事業者側のリスクが上がるので、”0承認トランザクション”での決済を選択しにくくなる事業者も、中には出てくるかと思います。その場合、最低でも10分待たなければいけません。決済システムとしては少々不便に感じます

ビックカメラで導入されているビットフライヤーのペイメントシステムは、RBFが効かないようになってるようで(あまり詳しくは知らない)、即時に店頭決済は終わります。ひょっとしたら使うウォレットによっては、10分以上待つ事もあるかもしれません。色々試してみようと思います。

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