くりぷと戦記

仮想通貨のストレスで脳が変化しているんじゃないか

いつもブログを見てくださり、ありがとうございます。今日は、仮想通貨とギャンブル依存症の話です。

 

自分にそのけがある気がして、少し調べました。最後の方に、専門的なチェックリストも載せましたので、「自分もそうかも?」と思い当たる節がある方は、読んで見てください。

 

図版出典:「ギャンブル脳」が破滅を招く 依存者の頭のなかではなにが起こっているのか 

 

 

ギャンブル依存症の恐ろしさ

ギャンブル依存症って、怖いんですね。意志の問題かと思ってたけど、最近では脳で異常な反応が起こっている「病気」とされているようです。

 

厚生労働省のHPから。

依存症の発症は、ドーパミンという脳内にある快楽物質が重要な役割を担っています。アルコールや薬物、ギャンブルなどの物質や行動によって快楽が、得られます。そして、物質や行動が、繰り返されるうちに脳がその刺激に慣れてしまい、より強い刺激を求めるようになります。その結果、物質や行動が、コントロールできなくなってしまう病気なのです。

出典:厚生労働省/依存症対策

 

精神科医の解説

ギャンブル依存症とは、娯楽で始めたギャンブルが、既に自分に不利益、有害な結果を生じていて、やめたほうがよいと考えることはできても、強烈な再体験欲求(渇望)により、自己制御できずにギャンブルを反復継続する状態

出典:日本精神神経学会HP 田邉等医師インタビュー資料

 

クローズアップ現代から、患者さんの家族の話。

うそに気付いた両親はお金を渡すのをやめ、Aさんも入院治療を受けるなどパチンコをやめる努力をします。
しかし、衝動が収まらなかったAさん。
家財道具を勝手に質屋に入れて換金し、パチンコの資金にし始めます。

Aさんの父
「ゴルフクラブがない。
たまたま高いのを買った、それが消えている。
それから今度はパソコンがない、帰ってきたら。
下の息子がテレビもなくなるんじゃないって、まさかと思っていたらやっぱりテレビがない。」

Aさんの母
「もうびっくりした。」

Aさんは、もはや自分が異常な行動を取っていることが分からなくなっていました。

出典:“ギャンブル依存症” 明らかになる病の実態 NHK クローズアップ現代

 

仮想通貨も投機的な側面が非常に強いですから、”ギャンブル依存症”ならぬ”仮想通貨依存症”になってもおかしくない、と思いました。

 

最新の研究では、ギャンブル依存症患者は、許容可能なリスクを柔軟に切り替えられず、不必要なリスクを取る傾向にあることが明らかになりつつあるようです*。

 

BTC-FXや草コイン投資で、めっちゃ心当たりあるんですけど・・・。

 

ギャンブル依存症患者の場合は、ノルマの厳しさを正しく認識するのに必要な背外側前頭前野の活動が低下していること、リスク態度の切り替えに重要な背外側前頭前野と内側前頭前野の結合が弱い患者ほど、ギャンブルを絶っている期間が短く、また、低ノルマ条件でハイリスク・ハイリターンのギャンブルを選択する傾向が強いことがわかりました。

出典:*京都大学「ギャンブル依存症の神経メカニズム -前頭葉の一部の活動や結合の低下でリスクの取り方の柔軟性に障害-」より

 

洒落にならないくらいハマっており、「何だか最近変だな?」という方は、専門の病院に相談に行ってみてください(私は素人なので、間に受けず、専門医の判断を仰いでください、という意味です)

チェックリスト(DSM-5という、専門医の診断基準)も掲載しておきます。過去12ヶ月で4項目以上で診断とされ、4つか5つで軽度、7つで中等度、8つか9つで重度との事。なお、これだけで自己診断せず、必ず医師の診断を受けてください。

米国の診断基準(DSM-5)

1 望むような興奮を得るために掛け金を増額したギャンブルが必要になる
2 ギャンブルを切り上げたり、やめたりすると落ちつかなくなったり、いらいらする
3 ギャンブルを控えよう、減らそう、止めようと努力を繰り返したが成功していない
4 ギャンブルにとらわれている(過去のギャンブルを生き生きと思い浮かべたり、次のギャンブルのハンディ付けや計画を考えたり、ギャンブルの資金を得る方法を考えるなど、いつもギャンブルのことを考えている)
5 苦痛な気分(無力感、罪悪感、不安、抑鬱)のときギャンブルをすることがよくある
6 負けを別の日にとり返そうすることがよくある(負けた金の“深追い”)
7 ギャンブルに熱中している程度を隠そうと嘘をつく
8 ギャンブルのために重要な人間関係、仕事、教育または職業上のチャンスを危険にさらしたり、失ったりしたことがある
9 ギャンブルが原因の絶望的な経済状況を救済する金を出してほしいと他人に頼る

出典:日本精神神経学会HP 田邉等医師インタビュー資料

 

自分は「4」個、該当しました。「軽度」でした。良かった、、、。(良くない)

 

くれぐれも、のめり込みには注意しましょう。

 

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