面白い記事があったのでご紹介です。原文は「12 Graphs That Show Just How Early The Cryptocurrency Market Is(仮想通貨市場が早期段階である事を示す12のグラフ)」から。
筆者の方が、ビットコインやイーサリアムのアドレスの数や、取引所での取引量から、各種のデータを導き、インターネット黎明期の頃の色んな指標と比較しています。
仮想通貨の世界はまだ始まったばかり
最も面白いと思えたデータは下記です。1990年–1995年のインターネットと、2013年〜2018年の仮想通貨のユーザー数の伸びを比較しています。
出展:12 Graphs That Show Just How Early The Cryptocurrency Market Is
記事では「現在の仮想通貨は、インターネットの歴史の1994年頃」に見える、としています。Windows95が発売される直前です。あの頃はまだまだ一般的にインターネットは使われておらず、一部のマニアのものでした。
その後、Windows95のような便利なOS/アプリケーションが開発されたり、通信環境が整備されて徐々に社会に浸透し、社会の枠組みを変えて行ったのでした。インターネット/WEB関連企業の株価がここ20年で急速に伸び、他の産業を飲み込んで行ったのは皆さんご存知の通りです(尚、現時点でもインターネットユーザー数は伸び続けています)。
過去記事「暗号通貨市場は今がチャンス」で下記の通り記載していますが、仮想通貨の市場は他の市場に比べてまだ小さいです(下記記事時点では18兆円でしたが、現在は約40兆円です)。今後10年で爆発的に伸びると良いですよね。
180ビリオンドル位(約18兆円)
株式市場 73トリリオンドル(約7,300兆円)
出典:All of the World’s Money and Markets in One Visualization
そのほかのデータも面白いので、是非原文をご覧くださいませ。イーサリアムのアドレス数の急速な普及が目を引いたり、仮想通貨はインターネットの歴史をなぞって発展しているんじゃ無いかと思わせる内容になっています(ただし当然、インターネットのような発展を遂げるかは分かりません)。
また「Dapps関連のアプリは増えているけど、ユーザーの利用がついて行ってない」という批判も書いてあります。用途はもっぱら投機や資産保存などとの事。先日twitterで実施させて頂いたアンケートも同じ結果を示していました。
仮想通貨(暗号資産)の、主な使用目的を教えて下さい。こちらもアンケートのご協力、よろしくお願いします😘
— くりぷと@暗号通貨ライター (@_CryptoBlogger) 2018年4月28日
便利なアプリケーションが開発され、ユーザーも徐々に慣れ、そしてアプリ同士で競争が起きるでしょうから、この後に仮想通貨の世界がどのように変わるか、楽しみです。
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