何となく体がだるく、流行のインフルエンザにやられたのではないか、と心配しているぶらっくプリン(@Black___Pudding)です。こんにちは。
このところ毎日Wall Street JournalにBTC関連の記事が掲載されておりますので、今回も2018/01/08の内容について考えてみます。
Little Guys and Big Trading Firms Square Off in Bitcoin Futures Arena
小口投資家と大口機関投資家のビットコイン先物ポジションの違い
昨年12月に上場した、ビットコイン先物オプション参加者の現状について書かれた記事です。
この内容で特徴的だったのは、小口の投資家はLongに投資しており、大口の機関投資家はShortに投資していることが顕著なことです。この傾向は、上場されている2本の先物オプションともに同じ傾向があるとのことです。
この記事の内容が、現在のアメリカの金融界のビットコインに対するスタンスを表しているのではないでしょうか。
すなわち、
- 小口の投資家は、ビットコイン自体の値上がりがまだ続くと期待している
- 大口の機関投資家は、Wall Streetで懸念されているように、ビットコインがバブル状態であると懸念を持ち、価格下落に賭けている*。
- 銀行や保守的なファンドマネジャーは市場に参加せず、慎重に見極めている
*勿論、大口の機関投資家がリスクヘッジ目的でShortに賭けているケースも多いでしょうから、あくまで傾向として。
です。
1/7時点でのビットコイン先物オプション市場は$150 million(170億円弱)と、ビットコインの市場価値$234,243M(26兆円強)**と比較すると非常に小さく、昨年12月後半を境に日々の取引量も低空飛行が続いています。
つい最近もビットコインのETF上場申請についてSECが難色を示したことで、4本のETFが申請取り下げを発表していましたが***、ビットコイン関連の金融商品に対する管理者のスタンスや業界のルールが整備され、保守的な金融業界関係者が仮想通貨関連製品に参入する環境が整った時に、どれくらいの市場規模になるのか想像もつきません。
** Coinmarketcapから引用
***引用 ブルームバーグ「ビットコインETF、4社が上場申請取り下げ-SECの懸念表明受け」
足元では、ビットコイン価格が下落トレンドに入ったように見えますが、暴落に備えて準備している資金で、底値を丁寧に拾っていきたいと思います。
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