界隈がお通夜状態だけど暗号通貨全体の市場規模は1年で10倍以上、懸案だったBTCのスケーラビリティ問題はハードフォークで整理され、スモールとビックブロックで、それぞれ技術開発が進んでる。世間の認知度も上がった。各国で法律も整備されつつある。メジャーアルトも着々と進展してる。十分じゃん笑
— くりぷと@暗号通貨ライター (@_CryptoBlogger) 2018年3月19日
界隈からお金も人も減って、寂しい限りです。なんというか、とても勿体無い。
仮想通貨の投機で
「一発当てたい!」
なら、今が最後のチャンスなんじゃないか、と割りかし本気で考えています。
暗号通貨の市場規模は小さいです。今開催中のG20にほとんど相手にされないほどに、小さい。そして成長速度はというと、この1年で、227億ドルから3,000億ドルに成長しました。10倍以上です。
出典:https://coinmarketcap.com/charts/
この速さ、普通に考えて凄くないでしょうか。たった1年で時価総額がこんなに伸びる銘柄って、株の世界では中々無いです(クリプトの時価総額は、そんなに単純に語れるものでは無い、という批判は一旦さておいて)。
そもそも、去年、市場が死ぬところだったのです。首の皮一枚で繋がり、未来が開け、今に至っています。
ビットコインのスケーラビリティ問題
どういう事かというと、「ビットコインのスケーラビリティ問題」がありました。最近入って来た方は分からないかもしれませんが、スモールブロック派とビックブロック派にコミュニティが分断し、3年にわたって議論されて来ていました。しかし一向に解決せず、ビットコインの使い勝手がどんどん悪くなっていきました。
去年まで、この問題が解決しない可能性があったのです。両派で合意に至らなかったためです。解決しないと、ビットコインだろうがなんだろうが、市場がスケールせず、みんな一緒に死ぬ可能性がありました。死なないまでも、発展の速度は非常に遅いものとなったでしょう。他の市場からお金が流れ込んで来ないからです。
なんてったって、ビットコインは各取引所でFIATと交換される一番目の通貨、すなわち基軸通貨ですので、これがスケールしないと、みんな仲良く死ぬのです。
しかしこのスケーラビリティ問題は、昨年8月にビットコインキャッシュがハードフォークして生まれた事で、解決の目処が立ちました。
スモールブロックの現ビットコインは、2ndレイヤーで技術開発が進んでいます。最近ではビットコインのメインネットで動くLightning networkのβ版ソフトウェアがリリースされました。テストネットではなく、メインネットです。
ライトニング・ネットワークの実装の一つLndを開発するライトニング・ラボは、新たなソフトウェア「lnd 0.4-beta」をリリースした。lnd 0.4-betaは、ビットコインのメインネット上で動かすことができる。
今回リリースされたソフトウェアは開発者向けで、ビットコインのメインネットで実際に送金できる。
対してビックブロックの方のビットコインキャッシュでも、複数のアプリケーションの開発が進んでいます。
SMSで送金できるとされる、Coin Text
The ability to transact #BitcoinCash over SMS opens global market opportunities for billions underbanked people around the world.
Even feature-phone users can use $BCH to privately secure their savings against failing currencies, bank bail-ins, civil forfeiture & theft.
Mar 27
— CoinText (@CoinText) 2018年3月14日
NFCで気軽に送金できるhand cash
以前であれば、このような技術進展は考えられませんでした。スケーラビリティの政治問題で、前に進めなかったのです。
冒頭に書きましたけど、十分じゃ無いでしょうか。
市場規模
そして暗号通貨の市場規模ですが、まだまだ全然小さいです。半分くらいの市場サイズの時に書いた「今からビットコインに手を出すのは遅くないの?」から抜粋です。
180ビリオンドル位(約18兆円)
株式市場 73トリリオンドル(約7,300兆円)
出典:All of the World’s Money and Markets in One Visualization
どうですかね。小さすぎやしませんか。
この先、市場が崩壊する可能性は当然あります。しかし、まだ市場規模が小さいので、夢を見れるんじゃ無いでしょうか。そして暗号通貨が切り開く未来は、とてもワクワクしませんか。中央の力が、個人に分散化されて来る未来です。
下記のWeb3.0の記事、とても胸躍ります。
WEB3.0の衝撃とは??ブロックチェーン・仮想通貨が実現するネットの未来!Dual Career
大分、煽り気味の記事となってしまいましたが、本音で書いています。年末、読者の皆さんと、笑って本エントリを読み返せることを願っています。
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