くりぷと(@_CryptoBlogger)です。
ビットコインに関して、胸ときめくニュースが発表されました。
Adam Back氏率いるBlockstream社が、人工衛星を活用したビットコイン事業の開始を宣言。インターネット回線が使えない広大な地域で、ビットコインの受信を可能にします(追記:現時点では「送信」はまだです。関連:Blockstream、ビットコインを宇宙に飛ばす | ビットコインの最新情報 BTCN|ビットコインニュース)
Announcing Blockstream Satellite: now sending real-time blockchain data from space. Join the #Bitcoin network. https://t.co/9FtxVfx2dW pic.twitter.com/tiPahLsraP
— Blockstream (@Blockstream) 2017年8月15日
On launch today, Blockstream Satellite is already available across two thirds of the Earth’s landmass; and will reach global coverage – to everyone on the planet – by end of year.
ブロックストリームサテライト概要
現時点で全地球の2/3をカバーする、壮大なネットワーク構想。年内に全世界を対象する予定との事です。特設サイトに行くと、衛星によるカバー状況がリアルタイムに見えます。緑の部分には既に電波が届いています(Google chromeでのアクセスを推奨)。
引用:https://blockstream.com/satellite/satellite/
BlockstreamのCEOであるAdam Back氏も、当事業に関する記事をtweet。
‘Hello World’: Blockstream Satellite to broadcast Bitcoin to the entire planet https://t.co/GzRH7XyQQP
— Adam Back (@adam3us) 2017年8月16日
予算の問題から、新規で衛星を打ち上げたわけではなく、既存の3つの静止衛星を活用しており、既にアフリカ、ヨーロッパ、南北アメリカの4大陸をカバー済み。
引用:‘Hello World’: Blockstream Satellite to broadcast Bitcoin to the entire planet
オープンソースの無線技術を用いて、ビットコインネットワークへの安価な接続を実現。100USDドル程度のコストで利用が出来るそうです。通信料はなんと無料。
このネットワークのざっくりとした仕組みが、Blockstream sateliteホームページに掲載されていました。以下、画像を同社ホームページより引用します。
ブロックストリームサテライトの仕組み
引用開始
「テレポート」 と呼ばれる地上基地局が、静止軌道上の衛星に向かって、ビットコインの取引情報を送信
静止衛星がその情報を宇宙空間でキャッチし、地球上にブロードキャスト
小さなアンテナやUSBレシーバーを持っていれば、誰でもこの電波をキャッチし、ノードに接続することが可能
テレポートと衛星の位置は分散されており、ビットコインネットワークの分断を防いでいる
ネットワーク安定のために、衛星が地球の周りにリングを描いている(注:全ての衛星が、同一軌道上かどうかは、定かではないです)
引用終わり
衛星は当然、フルノードを持つわけではなく、地上の基地局(テレポート)がフルノードの役割を果たし、必要なデータを衛星にアップリンクするとの事(Blockstream – Blockstream Satellite FAQより)。
物凄くワクワクします。
twitter上でも、多くの著名人の方々がこのニュースに触れています。
今日一番のニュースはvaluではなくブロックストリームのビットコインサテライトだろう。頭がぶっ飛んだ。計画じゃなくすでに動いて入る。まじぶっ飛んだ
— Tetsu UASF 大石哲之 (@tyk97) 2017年8月15日
うわさの「どこでもビットコイン」にほんご詳細(๑•̀ㅂ•́)و✧
(インターネットいらない)/Blockstream、ビットコインを宇宙に飛ばす https://t.co/8AKQleD9Da
— ニシノカズ (@nishinokazu) 2017年8月16日
Blockstream Satelliteを発表。https://t.co/lNREnQnoUy
ビットコインのトランザクション&ブロックを複数の通信衛星でブロードキャスト。インターネットアクセスがない地域、経済危機や政情不安がある地域でも、ビットコインを使えるようにする。— 星 暁雄 (@AkioHoshi) 2017年8月16日
これは凄い。ブロックストリーム良いところに切り込んだな。
ちゃんと機能して、該当地域の人がビットコインの学習をちゃんとしたら、とんでもない需要があること間違いなし。https://t.co/3g5mY4BzYO— Junya Hirano (@junya_1991) 2017年8月16日
はいー。昨日に引き続き今朝起きて驚いたニュース。”ビットコイン”と”衛生”の件ですね。朝起きていきなり衛生とか意味わからんでしょ。まだValuの件も追っかけれてないのに…。Blockstream社が衛星を使ったブロックチェイン転送システムを作った?んですよね??? https://t.co/pjhzEN187d
— Miss Bitcoin Mai (@missbitcoin_mai) 2017年8月16日
インターネットが接続されていない地域でもBitcoinネットワークを使用可能に。Blockstream Satelliteは大陸の3分の2ですでに利用可能。
— ごっつ (@nemkd12) 2017年8月16日
Blockstreamの衛星が宇宙からリアルタイムにブロックチェーンデータを送信していますってきたから、Blockstream調べたら2014年10月にもうICOされてるのか(;・ω・)
知らないコインが多すぎて毎日勉強しても追いつかないよ。#Blockstream https://t.co/XPqOGC8auv
— 玲奈❤︎丸の内OL仮想通貨投資♡ (@reinabb3) 2017年8月16日
今までインターネットを介してビットコインを利用できなかった多くの人々(同社HPによると、約40億人!)が、安価にビットコインネットワークに参加することが期待されます。これにより、いずれビットコインネットワークがより強固になるのではないでしょうか。勿論、ビットコインの利用機会も増大するでしょう。
Blockstream社とAdam Back氏とは
ちなみに、Blockstream社は多数のコア開発者を抱えており、BU派の方々とバチバチとバトルを繰り広げてきた会社であると、記憶しています。そして現CEOのAdam Back氏は、サトシ・ナカモトの有名な論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」でもリファレンスされています。ビットコインのキモとなるProof-of work(PoW)の部分で引用されています(日本語論文はこちら)
私には、この辺、なんの事かさっぱり読めないのですが、同氏はPoWのアルゴリズムであるHash cashを生み出したコンピュータ科学者の方であるそうです。昔から電子マネー(e-cash)の研究をされて来たとか(Adam back氏の経歴はこちら)。
いやー、夢膨らみますね。
まだまだビットコインは「買い」だと思いましたw
(ポジトークです)
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