くりぷと(@_CryptoBlogger)です。
下記のtweetが拡散してしまい、胸が痛いです。
こ、これは中々凄いやつ来たです?ディズニーの独自トークン”dragon”のToken sale。9月下旬か10月くらい予定。
他のクソICOとは異なり、夢があるプロジェクトだし、ブロックチェーンの意味あるし実需あるし成果が目に見えるし、子供も結果として楽しめるしでかなり期待です https://t.co/SxAUh0L3We— くりぷと (@_CryptoBlogger) 2017年8月25日
消すほどの事では無いですし、件のICOは実際に実行されるようなので、そのまま残してありますが。
なぜ胸が痛いかと言うと、ディズニーが開発した「Dragon chain」とICOで分配されるトークン「Dragon」は、
実際にディズニーが採用するかどうかはまだ分からない
からです。
ディズニーはドラゴンチェーン(Dragon chain)を採用するのか
上記のtweetを見た方はこう思ったかもしれません
・世界中のディズニーランド/ワールドなどのアミューズメント施設や関連サービスなどで、トークンを使えるようになるのでは無いか
・知名度は抜群なので価格も上がり、流通量も期待できるのでは無いか
・色々なエンターテイメントの開発にこのプロジェクトが使われて、ディズニーの夢の王国が、もっと素晴らしい世界になるのでは無いか
・ディズニーの知財周りを含めたサプライチェーンが効率化されて、なんか良い事が起こるのでは無いか
こんな感じで、夢、想像が膨らみませんでしたか?
私は少し期待してしまいました。
現状で言える事は、残念ながら
そこまで期待出来ません
です。
期待値を上げてしまいすみません。
実際にICOのページを見に行ってみましょう。詳しい事が書いてあります。
Dragonchain ICOについて
Dragonchain Token Sale – PUB – Google スライド
以下、要約です。
・Dragon chainはディズニーが開発したプライベートブロックチェーンで、現在ではオープンソース化されている
・ディズニーがこのトークン(Dragon)とDragon chainを使うかどうかは、ホワイトペーパー上では明言無し
・トークン名は「Dragon」、略称は「DRGN」
・マスコットシンボルは下記で、名前は「JOJO」(カワイイ)
画像引用:https://www.linkedin.com/pulse/12-facts-dragonchain-disney-mark-mueller-eberstein
・トークンの用途は記載無し
・Dragon chainはビジネス利用を目的に、ビジネスアプリケーションの統合やデータ保護、複数仮想通貨のサポートなどを通じて、誰でも簡易に安全に使う事が出来る
・現在はDragon chain foundationが当プロジェクトをリードしているが、2017年にDragon社を設立し、2018年にフルプラットフォームをローンチ予定
・ICOによるトークンセールは9/25から2週間に渡って行われる予定
・BTCかETHで受け付け
・トークンの対出資比率は、55%がpublicで、残りは関連組織や開発者などへ
55% will be distributed to public sale contributors proportionately per contribution.
20% will be distributed to team members. All Dragons issued to team members will be distributed monthly over a two year period.
10% will be distributed to the Dragonchain Foundation for development and support of the open source codebase and to fund programs for developer adoption and training.
10% will be distributed to Dragonchain Inc. for inclusion in Dragonchain reserves.
5% will be distributed to DragonFund incubator for Dragonchain platform support licensing.
どうでしょうか。
どんどん期待がしぼんで行きませんか。そんな事ないですか。
Dragon chainのスケールアップ、開発継続が目的のICOの気がします。
Dragonchainのトークンセール/ICOに参加すべき?
私はディスニーが好きなので、このICOは良いなあ、と安直にも脊髄反射で思ったのですが、ディズニーがICOを行う訳でもなく、このトークンやチェーンを同社が採用することが確定したわけでもありません。上手くプロジェクトが進めば、取り込まれる可能性はあると思いますが。
以下、界隈の有識者の方々のコメントです。
ドラゴンチェーンで気になるのは、ディズニーのプライベートチェーンとして開発されたものですが、パブリックにすることでディズニーの事業とどう関わってくのか、それとも特に関連なく1つのプラットフォーム目指す単独プロジェクトとして進むのか、両方なのか、そこはよくわからなかった。
— トレスト (@TrendStream) 2017年8月26日
要はこれDragonchainというプロジェクトの予算なくなっちゃったから、ディズニーとか関係なくICOして資金調達したいってことではなくてですかね。本当の意味でクラウドファンディングな気がしてきました。
調べるべきかどうか…w https://t.co/AxC65TTJQr
— Koji Higashi (@Coin_and_Peace) 2017年8月27日
いやあ、冷や汗が出ます。
冒頭で提示したtweetをした際は、正直言って、ろくすっぽホワイトペーパー読んでなかったっス。せいぜい斜め読みくらい。
翌朝目覚めて拡散されまくりクリスティーだった事に気付き、かなり焦りました。
一応言い訳がましく、その後のtweetも載せておきます。
朝起きたらこちらのtweetが拡散されていて、ビビりました。ほとんどこのブロックチェーンの背景を知らないですし、ざっとリンク先を読んだけですので誤報や解釈が歪んでいる可能性あります。SJMさんのブログ記事やBitcoin Forum、その他をちゃんと読まれる事、推奨します😱 https://t.co/Xrjk3T0Fia
— くりぷと (@_CryptoBlogger) 2017年8月25日
こちらRTされまくっていて心配になります。是非、元記事やホワイトペーパーを読んでくださるようお願い申し上げます。 #dragonchain https://t.co/XEU5YKbqsd
— くりぷと (@_CryptoBlogger) 2017年8月26日
もしもこのICOヘの参加を検討されているのでしたら、資料は読み込み、リスクも鑑みた上で参加しましょう。
私は、当ICOとディズニーとの関わり度合いがわかれば、出資を検討したいと考えていますので、公式slackなどで情報収集に当たります。
尚、下記のような状態になる事は絶対に避けましょう。
なんというか、品というか美学が無い気がします。
いや、この気持ちにはなると思うのです。私も最初の頃はそんな感じでした。ただ、そういうギラギラした欲とは一旦距離を置くことが大事かな、と考えるようになって来ました。
この界隈の醍醐味って、お金を増やす事も大事なのですが、知恵や知識を増やすことが一番楽しいし、世の中の変わり目に主体的に関わることが重要だと思うんですよね・・・(偉そうにすみませんw)。
それに、長く続けて知識が溜まれば、おのずと資産にも返ってくるものと、考えています(๑• ̀д•́ ) +°ドヤッ
追記:
なんと、DragonChainトップのJoeさんがslackで質問に答えてくださいました。「ICOで話題:ディズニーが開発したDragon chainについて、Joe氏(Founder)が答えてくれたよ」に書きましたので、こちらも是非ご覧下さいませ。
またトレストさん(@TrendStream) | Twitter)が、クリプトコインポータル(@CryptCoinPortal) | Twitter)さんが、下記にて記事を公開されています。当ICOに注目している方は必見です。
ドラゴンチェーンのトークンセール概要 – クリプトストリーム
コメントを残す