MakerDAOのDaiが面白い / 仮想通貨(暗号資産)で資金調達

くりぷと (@CryptoBloger)です。こんにちは。久々に面白い仮想通貨(暗号資産)のプロダクトを触っています。

肝になる通貨はステーブルコインの「Dai」です。

 

Daiはイーサリアム上で動くトークンで(ERC-20)、米ドルと同じ価格に固定されます。固定されると言っても、その時その時の経済環境に合わせて、揺らぎながら緩く固定されます。これをSoft pegというようです。経済は人間の営みですし、人間は揺らぎがあるものですから、Soft pegの考え方はしっくり来ます。

 

何が面白いかと言いますと、自分のETHを担保として提供する事でDaiを発行出来、しかもそれはスマートコントラクト上で自動で実行される、という点です。発行したDaiはDEX(非中央集権取引所)で、他の通貨に換えて、さらにFiat対応の取引所に送金して現金化するという流れです。もちろんDaiのまま、アルトコイントレードに活用する事も可能です。

 

来ました未来の金融システム。クリプト信用創造。

誰の承認を得る事も無く、自分自身だけで操作が出来る醍醐味。

 

ホワイトペーパー上で想定されているユースケースは、アルトコイントレードや、急場やビジネスのためのローンの調達などでした。納税資金の調達や学費、普通にお小遣いでも良いかもしれませんね(借金ですが)。担保となるETHの価格が上昇していけば、発行できるDaiの枚数も増えて行きます。ですので、中長期的にETHのUSD建て価格が上昇すると予想するのであれば、有利な取引となります。レバレッジをかけて商売なり生活を広げていけます。ETHをガチホさせておくだけよりは良いのかもしれません。

 

一方でETHが下落した場合は、Daiの裏付け資産価値が減る事になりますので、強制的に担保を質に出し、買い手を見つける方向にシステムが傾きます。担保は常に、発行したDaiの150%以上を要求され、これを下回ると自動的に精算されます。

例えば、150ドル分のETHを担保とする場合は、100ドル分までしかDaiを発行できない仕組みなのですが(担保全額では無い)、ETHの市場価格が低下して担保価値が下がり、Dai/ETH比率が150%を下回った場合は、担保のETHを全て没収されます。100ドル分のDaiは手元に残ります。

 

システム全体で、担保ETH総額>Dai総額、となるように調整されているわけですね。

 

実際に借りる際は、安全マージンを取って、実際は50ドルとか80ドルとかの発行になると思います。担保のETHはスマートコントラクト上でロックされます(Daiを返す事で、担保を取り戻す事も可能です)

 

この比率の管理が出来ない場合は、手を出さない方が良いと思います。また、悪意あるクラッカーからの攻撃やバグによって担保資産を失ったり(または凍結したり)、予期せぬ理由により相場全体が大暴落してDai/ETH比率が下落する恐れもあります。中央管理者も保険会社も付いていないので、担保を無くしたら全て終わりです。

 

リスクは非常に高いと思いますが、ダッシュボード(管理画面)から色々といじっているのが楽しいんですよね。イーサリアムのブロックチェーンにもバッチリ記録されますし。

 

仕組みについては、下記に詳しいレポートを書いてくださっている方々がいるので、興味がある方はご参考ください。

MakerDAOとStablecoin

ペッグ通貨Dai イーサリアム担保の発行方法

【日本語訳】DAIホワイトペーパー 1/3

トラストレスに法定通貨ペッグを実現するDAIがすごい!

儲かる話じゃないんだけど、未来を占うDaiの存在☆

 

なお、現在ではETHのみが担保となっていますが、将来的には複数通貨を担保とする事で、担保資産の暴落リスクを軽減するそうです。金(GOLD)や他のステーブルコインなんかも入って来るのでは無いかと思います。

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